最初はLinux用のものがあることを書籍で知ったが、Windows版もあることが分かり早速試してみることに。
右図は、Windows版の設定用GUI。ここで動作設定を行う。
ハードウェアの設定でMacの種類を選択するが、必ずしもROMを吸い出したマシンでなくても選択できてしまう。
ClassicIIのROMでもちゃんとカラー環境で利用できるし画面解像度も自由。メモリも設定で自由に増やすことができ、コプロ(FPU)も動く。
ハードディスクはWindowsファイルシステム内に仮想ボリュームを作成して利用する。
またフロッピー、CD-ROM、ZIPなどはMacフォーマットのものが直接利用できるし、LANカードやシリアルポートなどもBasiliskIIから利用できてしまう。。。ほとんど新しいMacを手に入れたような感覚!
最初はMac IIfxを選んで付属のSystem7.0.1英語版で起動。
起動する様はMacそのもの。フルスクリーンモードで実行すればWindows上で動いていることすら忘れてしまう。
OSはAppleから7.5.5までフリーでダウンロードできる。BasiliskII自体はOS8までサポートできるのが手持ちが無いので7.5.5で使用する。
過去購入したソフトやダウンロードで集めたソフトを改めてインストール。眠っていたTHINK Cも再復活。
WEBブラウザはNetscapeをダウンロード。Microsoftには既に68KMac用のIEは存在していなかった。
NetscapeのFTPサーバーから 68KMac用の最新版を探しダウンロード。
この時BasiliskII内でFetchを動かし直接仮想Macの中へダウンロード! 何とも驚き。
でもブラウザの実行速度は非常に遅いので無理してMacの方で見る必要は無いが、動くのが確認できただけで何か満足。。。
一番気になっていたのはMIDI関係。しかし結果は全滅。
まずMOTUのPerformerとUnisynはHDD内にプロテクト情報を書き込むがこれはエミュレータではサポートできない模様。
そもそも2DDのフロッピー(マスターディスク)が認識されなかった。
試しにMacでZIP上にKEYをインストールして起動を確認できた後、そのZIPをBasiliskIIで利用してみたがKEYを読み取ることはできなかった。
MIDIインターフェースもMOTU MTP&MTP2を無理矢理シリアルケーブル(ストレート)でつないで確認したが認識はされなかった。
ターミナルソフトでポートをモニターすると一定ピッチでF8を受信するがそれ以上は変化なし。ボーレートなどの設定をどうすれば良いのかもハッキリしないが。
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