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2007/06/01-03 鈴鹿クラブマンレース 第3戦 エンデュランスステージ
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鈴鹿クラブマンレース300km耐久が今年もやってきた。 1年に1度のお祭りのようなレースなので楽しく参加しようと思いつつもやっぱり上位を狙いたいって気持ちが強いのです。 今回もKRPからは3台エントリー。ドライバーラインナップは菅田くんが抜けて各車2名ずつ計6名。 EG6 25号車 小林選手、坂野選手 EG6 19号車 安田選手、居城選手 EK9 41号車 平澤選手、竹佐 竹佐は今回で4回目の耐久出場。 ペアドライバーとして3人目となる平澤選手はEK9でシリーズを戦っているので迷惑をかけないようにかつサポートしなくちゃいけないので責任重大だ〜。 タイム的にも負けているので足を引っ張らないようにしないと。 |
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6月1日(金) フリー走行(30分) 5回 1本目の走行でいきなり41号車にトラブル発生。その時のドライバーは平澤選手。 S字2個目でコースアウトしている映像が映し出されたが、セッションが終了してもなかなか戻ってこれず右リアのあたりを見ながら途方に暮れている様子が伺えた。 しばらくするとカメラが切り替わり車の反対側が映し出された。そこにはリアタイヤがなくなっているのがハッキリ見えた。トルクレンチをかけたのは自分だったので、まさか!と思った。 平澤選手もタイヤが外れた瞬間は「誰がホイール締めたんだヨ!」と思ったらしい。 が外れた状況を実際に見てホイールナットの問題ではないことにすぐに気付いた事だろう。 何とリアハブがセンターの軸を残してドーナツ状にバックリと割れていたのでした。ホイールは無残にも内側が引き裂かれていてブレーキパッドも紛失。フェンダー内側もかなりグッシャリといっていました。 リアバンパーにはタイヤ後が付いていたのですがこれは表面上の汚れだけで済みました。いづれにしてもどこにもヒットすることなく済んだので不幸中の幸いでした。もし130Rだったら。。。 急遽部品調達と板金作業で小林くんが奮闘してくれました。小林くんは自分の走行もキャンセルしての修理だったので申し訳なかった。。。 でもあっという間の修復で3本目の走行に間に合ってしまい、1本走行が少なくなっただけで済みました。小林くんアリガトウ! これで1人2本ずつは走れることになった。 午後は自分からの走行。今回からグローブとフェイスマスクを新調。これって規格が古いために新しいものを買わざるを得なかったのだが余分な出費だった。まだまだ使えるのに。 おまけにSPARCOの欲しかったグローブが欠品で1つ上の値段のやつを選んだんだけどデザイン的に少し好きじゃないのと、装着感が以前のものよりブニョブニョした感じでこちらもちょっと不満。 今回は2セットNEWタイヤをお願いしたので、1本目から4本サラで行くことにした。フロントはR、リヤはHコンパウンドで予選シミュレーションといきたかったが、タイムが全然伸びない。 EK9での久々のフルコースということもあるが、西コースは練習していたのでそれなりに走れるだろうと思っていたのでちょっと残念。 ファイナルが去年とは変えてあるのでシフトポイントが異なり回数も多くなるが、回転数が高くなる分速い感じがする。タイム的にはそんなに変わらなかったけど。。。 苦手なデグナーは西コースのときとは速度が違うので更に難しい。4速のままいくとトルク感がないというかボーっという感じで速い感じがしないし、かといって3速に落とすとリミッターがあたりまくるのでこれも速い感じがしない。 デグナー2個目は西コースの練習の成果が多少あったと思う。特に去年は全然曲がれなくて明らかに遅かったけど、今年はそれほど遅い感じはなかった。ファイナルの効果もあると思うけどね。 そういえばタイヤは(1台=4本)*3台*2名*2セットとすると単純に48本。考えてみればすごい量だ。。。 この日は小林くんのコースターにお泊り。インター遠征の時と同じなので特に違和感はなかった。次の日の朝は確かに楽だったなあ〜。 |
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6月2日(土) フリー走行(20分) 2回、予選(20分) 2回(第1ドライバー、第2ドライバー) 予選前のフリー走行。普段より短い20分枠のため走行料は4000円だったが、時間当たりで考えれば別にお得でもなんでもない。 最初の枠は第1ドライバーの平澤くん。次の枠は自分が走行した。タイヤは前日のタイヤを引き続き使用。予選前の準備運動ということで車を壊さないように注意して走った。 タイムはやっぱり伸びずこのままスタートドライバーは平澤くんに決定だなっていう感じだった。まあどちらでも走れればいいやという気持ちも多少はあったけど、やっぱり少しでも良い結果を出したいという気持ちも強かったかな。 予選結果は平澤くんが2分32秒3、自分は今までのEK9 Sタイヤでの自己ベスト更新の2分32秒5と、負けたけど結果には満足だった。 予選スタートシグナルから40秒ぐらい間を空けてゆっくりコースイン。NEWタイヤはものすごく初期の反応が良くて、練習のときよりもグリップしてる!!って感じだった。 タイヤとブレーキを徐々に暖めながら2周目でタイムを出すように準備していざアタックに突入。セクタータイムをみると今までにないくらい速く走れていたけど、ビデオで見直すとちょっとバタバタとしたイマイチな走りだった。 でも新品タイヤの威力で結果が出ていた。スプーンを立ち上がって前方のEKにぐんぐん近づいてしまいヤバイな〜っと思ったら案の定130R立ち上がりで追いついてしまった。 相手はちゃんと道を空けてくれたけど、こちらもシケインで並んで飛び込んで止まりきれる自信がなかったので、無理せずアタックをあきらめシケイン立ち上がりに気持ちを切り替えた。 たらればだけどが、セクター3までのタイムを基準に考えたら31秒台も夢ではなかったのでちょっと残念。しかも今回は珍しくRSに絡まずにラップできたのに。。。 3周目は1コーナーまでにはスリップも効いて簡単に横に並ぶことができた。次のラップも前車に付き合って走るのは絶対にイヤだったから必死だった。 1コーナーは少しイン側からの飛び込みだったので緊張したが、後でビデオ見たら相手はかなり手前からブレーキングしていて1コーナーまでに完全に前に出ている状態だった。 S字、逆バンク、ダンロップ、デグナーを無難にこなしたけど2周目のタイムには及ばなかった。次のヘアピンは立ち上がりで失敗。3速へのシフトアップで何故か5速に入れてしまった。 大事な加速区間なのにタイムロス。しかも次の周も同じミスをしてしまった。練習では一度もそのような凡ミスはなかったのに2回もやってしまうとは、、、 2周目と比べればセクター3までに0.5秒遅れて、セクター4で1秒挽回したという感じ。3周目以降はNEWタイヤの効果が薄れたのかどんどんタイムダウンしていった。 これ以上走ってもタイムが上がらないと思ったので途中でタイムアタックを断念。決勝用にタイヤを温存することにした。とりあえず自己ベストが出たのというのがあったからだけど。 決勝用タイヤには平澤くんの予選アタックで使用したリアのHコンパウンドと自分の予選アタックで使用した同じくリアのHコンパウンドを、それぞれフロントとリアに使用してタイヤ交換なしでいく計画だった。 4輪Hコンパウンドでの走行は決勝でぶっつけ本番なのでどれくらいタイムダウンするのかわからなかった。 予選も無事終了し車磨きとメンテナンス。それから大事なドライバー交代の練習が行われた。 毎回汗だくになってタイムを削る練習を行っているが、今回は幾分気温が低かったので少し楽だった。とはいえレーシングスーツを着込んでの練習はやはり暑い。 乗り込みには左右から2名でシートベルトを装着する。右側は降りたドライバーが担当、左側は会社の後輩に頼んだ。 特に左側は頭をぶつけない様に助手席側から乗り込んでバックルを支えつつ左肩ベルトを装着して自分が外に出て扉を閉めるというハードな作業が必要なので、後輩はかなりバテバテだった。 今回はドライバーに身長差がありシートポジションが大きく違うので腰ベルトを2本がけ。高木くんにTAKATAのシートベルトを借りることで対応した。 降りたときにゴムひもでシートの外側にベルトが開くように久田くんがセッティングしてくれた。 他のEG2台は肩ベルトも開くようにしていたが、個人的にヘルメットの横にゴムひもがいるのがイヤだったので付けなくい方が良いと判断した。(写真にも写っちゃうし、車載ビデオに激突する危険もあったので) ドライバーも平澤くんはそのまま降りるだけで良いが、自分は肩ベルトを片方ずつ緩めて(これが結構辛い)後ろに跳ね上げて、シートを下げて降りる必要があった。もちろんサイドブレーキを引いてエンジンも切らないといけないので結構忙しい。 ドライバーが完全に降りてから給油のための90秒カウントダウンが始まるので少しでも早く降りる必要がある。 一人で何回も降りる練習(イメトレ含む)をしたが本番になると一瞬頭が真っ白になることも考えられるので体が自然に動けるように意識した。とはいえ実際は車が動いている状態でやる必要があるのでやっぱり心配だ。。。初めてじゃないけど。 大体7秒以内に交代できるようにするのを目標にしたけど、慌てるとバックルに完全に刺さっていなかったりねじれていたりとなかなか思うようにはいかなかった。 この日は一旦帰るつもりだったが小林くんの誘いでまたまたコースターにお泊り。ドライバーは安田さんを除きみんなサーキットで車中泊。 |
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6月3日(日) 決勝 (約300km) いよいよ決勝日。前日のブリーフィングでピット割りの選択が行われたが、予選順に選択権があり25号車が上位だったおかげでピット移動なしで済んだ。 去年は午前中のスプリントレースが終わってから民族大移動する必要があり大変だったけど、今年はその苦労を味わわなくて済んだ。 決勝には沢山のチーム員や友人が手伝いにきてくれた。何しろ3台をまかなう必要があるので大変だ。 ガソリン給油係2チーム、ピットサイン3台*2チーム、チーム監督、チーフメカ、カメラ・ビデオ撮影係などなど。いったい何人手伝ってくれたんだ?? 今回は車載カメラを3台搭載。1台目は平澤くんのDVカメラを通常ポジションにセットしてスタートから回しっぱなしにする。 2台目は自分のHDVカメラをロールバー中央にセットして自動電源OFFを無効にセット。2回目のピットイン時にリモコンで録画開始することでレース全編を記録しようとした。 (DVって長時間モードでも2時間ちょっとが限度。HDVは標準モードしかないので80分ちょっとが限度なんだよね。HDDビデオは振動に弱いことが安田さんのテストで判明したし。。。) 3台目は自分のDVカメラをクォータガラスに吸盤マウントで後ろ向きにセット。これでリアビューとガソリン給油作業がバッチリ収められる。 しかしここで3つチョンボ。 1:HDVのテストをしたときに電源の切り忘れ。結局コースイン直前にわかりバッテリはEmpty状態でショック。長時間用バッテリーの意味なし 2:予備のM標準バッテリがHDVの方で使えない(同じMでも微妙に溝の形状が違うため装着できない。何で?SONYさん?)タイプだった。 しかもリアビュー用のカメラのバッテリーと交換するにも固定用のバンドとロールバーが邪魔してはカメラから簡単には外せない状態で、結局Empty状態のバッテリーのままいくしかなかった。 2回目のドライバーチェンジまで持たないだろうと判断して、スタートから回して撮れるところまで撮ったら40分ぐらいで切れてしまい、自分のスティントまで撮影できなかった。残念! 3:リアビューのDVカメラに60分テープを仕込んでしまったこと。80分テープを用意すべきだった。おかげで3回目のピットインまで収録できなかった。 スタートドライバーは予選タイムが速い方のドライバーと決まっているため、今回EK9は平澤くん、EG6は25号車小林くん、19号車安田さんとなった。 平澤くんはスタートからポジションアップしたのにデグナー2個目にブレーキロックで痛恨のコースアウト。どこにもぶつけることなく無事脱出はできたが3台に抜かれてしまった。(1台は抜き返した) フロントHコンパウンドに手こずっていたようでラップタイムが思ったより上がらず、ベストが34秒台という感じで35秒から36秒でラップする状態だった。 1回目のドライバー交代とガソリン給油はビデオで見直しても完璧に近い出来だった。 しかし実は平澤くんにチョンボがありシートベルトは無調整でそのままリリースして降りるはずだったのに間違えて肩ベルトをわざわざ伸ばしていた。 ピットレーンに走り出して右肩ベルトを締め付けようと思ったら引きしろが全く無く、もしかして捻れているのか?と思ったがそうではなかった。 としている間にピットレーン出口に近づいているので、とりあえず反対側の左肩ベルトを締めてみたらこちらも引きしろが少なくなっていたが何とかグローブで掴めたので閉めるこができた。 オフィシャルに気付かれたら不味いのかなと思いつつコースイン。左肩がフリー状態なのでものすごく違和感があった。 走りだして冷静に考えると肩ベルトはそのまま無調整で外すはずだから引きしろがゼロということはありえないので、間違えて緩めちゃったんだなと理解した。 それにしてもこの状態でぶつかったらヤバイかなとか身の危険を感じたりもしたが、それよりも運転していていつもと締め付けが違うので気持ち悪かった。。。 結局1周以上その状態で走りつつ、何とか引きしろを掴もうとがんばっていたら、少し先っぽが掴めた感触が伝わり、少しずつ引き出しながら最終的にがっちりと掴める状態になり無事締め付けることが出来た。 平澤くんからドライバー交代のときにフロントが食わないしブレーキングが難しいとアドバイスがあったので注意しながら走ったが、ラップタイムが36秒台と全然伸びなかった。 2周目に入ったときにピット出口からEG19号車居城くんが出てくるのが見えた。このままの車速なら1コーナーでパスできるというタイミングだった。もう少し自分が遅かったらライン的に厳しい状況になっただろう。 このタイミングで予選順位がひっくり返ったことになる。こちらはすでにラップをしているのでそのままの勢いでプッシュし続けギャップを広げようとがんばった。 第2ドライバーの宿命でアウトラップでその日いきなりの全開走行を強いられるので、いかにすばやくレーシングスピードに感覚を合わせてタイムを出す必要があるけど、居城くんも苦労した模様。おかげでストレート1本分くらいのギャップを築くことができた。 2回目のピットイン。自分がピットインを担当するはこの1回だけなのでミス無く確実にやろうと思っていた。 バックストレッチから肩ベルトを緩め始めて、ピット入り口直前までプッシュしてハードブレ-キング。光電管を横切る前に60km/h以下に落として後は惰性でピットまで移動。 その間にシートベルトをリリースしてレバーを戻し、肩ベルトを両側に跳ね上げ、ピット前に停止。ニュートラルにしてサイドを引いてエンジンを切ってシートを下げてドアを開けて飛び降りる。 ビデオで見直したらもうちょっと速くできないのかな〜って感じだった。 この回のガソリン給油の最後で少し吹きこぼしがあったようで、その処理に時間がかかってしまった。 90秒のカウントダウンは途中で止められて作業終了を待った。後でビデオをみたら5秒ぐらいのロスだったけどとても長く感じた。 3回目のピットイン。今度は自分がミスをやらかしてしまった。 シートベルトを付けてもらいながらエンジンをかけてシートを前に移動して1速に入れてクラッチミートしてと慌てて一気にやろうとして、クラッチミートとシート位置調整が重なって加速の勢いでシートが下がってしまった。 その結果いきなりクラッチがつながりドカン!という大きな音をだしてエンストしてしまった。サイドを引きなおし、シートを一番前に移動してエンジンをかけてようやく再スタート。 どれくらいロスしたのかわからないけど、ピット滞在時間は3回中一番長かった。。。25号車と比べてもそのピット滞在時間だけで15秒近くロスしている状態だった。 ドライバー交代の際にプロμの人にブレーキがやばそうだから注意して走ってと忠告をいただいた。ブレーキをいたわりつつゴールに向けてラストアタック。 いつもの自分のパターンだと前半が遅くて後半にマシンやタイヤがタレてきているはずなのにベストラップが出るという悪い癖があるが、今回もまさに同じような結果となった。 それなら最初からタイム出せよ!って言われても仕方ないな。。。 タイヤが消耗しブレーキを気にしつつもタイムが出るっていうことは普段突っ込みってことかなのかな〜って、散々小林くんとかからも指摘されていたことなんだけどね。 ついついタイムを出そうと突っ込んじゃうんだよね。 で結果は、クラス5位。去年はマフラー脱落事件で順位を下げてしまったけど、それ以外は全て入賞。上出来です。 課題はまだまだ残っているとは思うけどとりあえず無事完走したし、KRPのマシン全てがシングル順位でゴールできたし、今年も楽しい気分でレースを終えることができました。 |
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